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カテゴリ:星読の系譜( 1 )

太白昼見

太白昼見

全天で太陽・月に次ぐ明るさの金星は、昼間でさえ見えることがある。

金星が昼間見えることの記事は、上代から近世まて「太白昼見」または
「太白経天」として数多く記録されてきた。「乱」の予兆と考えられた
ためである。

金星は軌道が地球よりも内側にある内惑星であるため、太陽から48°以上
離れることはなく、離角が約40°のとき、-4.4等まで明るくなって最大
光度となる。これは一等星であるスピカよりも100倍も明るい。

特に東方最大離角の頃の昼間になっても最後まで消えない金星を、陰陽師たちは、最後まで日(太陽)に服属せずに挑戦する星とみていた。

豊葦原中国の国譲りの際に最後まで抵抗したのは、天津甕星
(あまつ みか ぼし)別名 天香香背男(あまのかかせお)
ただひとり。
日本書記において金星に例えられたこの神は、服従させるべき神、
すなわち「まつろわぬ神」として描かれている。


ところで、古月は、昼間に本当に金星が見えるか自分で試したことがある。暇な高校生のときだった。

夏休みに金星が東方最大離角になった折、芦屋海岸で友人と天体観測を
敢行した。夜通しメシエ天体などを見て過ごし、明けの明星をみてから
そのまま金星が何時まで見えるか浜に寝っ転がってみていた。

夏の抜けるような蒼空に金星が白くポツンとみえた。
眼をそらすとまた見つけるのが大変なので、アナログ時計の文字盤で
太陽との角度を憶えておき、10分おきくらいに確認した。

結果、10時40分までは確実に見えていた。そのあと入道雲がかかり
継続を断念した。当初の予想以上にずっと見えていた。


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by furutsuki_oto | 2016-02-06 16:38 | 星読の系譜 | Comments(2)
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