皿倉(日枝)-中山 ライン
「中山寺 (宝塚市)」の話題の折に、比叡山(日枝山)-中山寺-六甲山 のラインを紹介しました。夏至日出-冬至日没線であり、天香香背男=天手力男意気続々流住吉大神や松尾大神に関連するラインでした。
はて、日枝と中山、遠賀川水系にもあったような・・松尾大神も筑紫胸形坐中部大神だし・・というわけで、遠賀川水系で対応するラインを探してみました。 もうひとつの 日枝-中山ラインです。
北九州市八幡東区に「山王(さんのう)」という地名があります。山王信仰が根付いている土地です。皿倉山を日枝山として崇めます。山王の南に石鎚神社があります。山王の北には、大宮、枝光の地名があります(枝光八幡宮のご祭神は武御名方命)。皿倉山は、古来、山伏が修行の場としてきた山で、現在でも皿倉山から英彦山までの山道を3日間掛けて歩く修行などが行われています。皿倉の名称は、神功皇后以降との伝承です。
その皿倉山から鞍手の中山(剣岳, 御山)まで 夏至日出-冬至日没線 が引けます。ライン上に、山神宮、梅咲天満宮、鷹ノ口おだ山、熱田神社などがあります。延長していくと竹原古墳に至ります。筑紫の加茂も近いですね。 それから中間市辺りは、古代は胸形です。 何を表しているのか詳細は不明ですが、なんとなく意味深げなラインです。