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火気三合からみる平安京

火気三合からみる平安京

2013年に曽我とも子さんという方が「陰陽五行思想における三合の考察 ―平安京にみる三合―」という論文を書かれています。桓武天皇は 火徳の天皇 であり、平安京には桓武天皇の守護を祈願したる「火気三合」による呪術が施されていると主張されております。(ここでは「火気三合」の説明は省きます。曽我さんの論文をご覧ください。)

初期平安京の太極殿を中心として、比叡山、愛宕山、横大路朱雀という3地点を結ぶと、平安京をすっぽりと囲む大三角形が形成されるというのです。さっそく衛星画像をもとに作図してみました。
a0351692_13455895.jpg

三角形の中心線は、朱雀大路(今の千本通り)にぴったり一致します。なるほど、横大路朱雀の小字は、意図的につけられたという感じです。「火気三合」による呪術の中心は、太極殿 になります。愛宕山の方位は、愛宕山山頂ではなく神護寺です。 ひとつ気づいたのですが、大原野外畑町の松尾神社が太極殿から見た冬至日没線上にあります。ここも行ってみないといけませんね。

あと、賀茂川と高野川の合流点が 糺ノ森 (ただすのもり) というのに対して、朱雀大路を中心として対称位置にある木嶋神社(蚕ノ社)は 元糺 (もとただす) と言われています。木島神社は、あの三柱鳥居 (みはしらとりい)のある社です。この対称性も狙ったものなんでしょうね、きっと。

大将軍八神社を中心軸とする大将軍のラインとは若干ズレていますが、「火気三合による呪術」としては 太極殿 が中心のようです。



京都市の市章と似ているという話もあるので、参考までに載せておきます。

a0351692_22055890.jpg

福知山市の市章の方がもっと似ているということなので、そちらも載せておきます。

a0351692_01020832.jpg

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by furutsuki_oto | 2017-01-03 00:08 | 摂津・山背・亀岡 | Comments(2)
Commented by まーりん at 2017-01-04 15:32 x
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
断易でいう、三合会局ですね。
しかしなぜ火局だけなのかなあ。末永く栄える、という意味なら水局(火局と逆、北に帝旺)もやるんじゃないかな…ダビデの星形に。
ちょうど水局の長正、墓の位置に松尾神社、音羽山がありますが、すると帝旺は貴船でしょうか。もしくは、北を指す別の三角形があったりして。…でもその三角形は少なくとも都の主要部をカバーできる大きさでないといけませんね…時間ができたら、遊んでみようと思います(*´ω`)
Commented by furutsuki_oto at 2017-01-05 19:51
まーりんさん、明けましておめでとうございます。
ありますよー(笑)、北を指す別の三角形。
実は、そちらの方が随分先に見つけていたのですが、
ほかの話との絡みでとめていました。
週末にでもアップします。    (古月)
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